【World of Tanks】戦車レビュー T-62 A
寸評:Tier10のシーラカンス
今からおよそ5億年前、カンブリア紀にアノマロカリスと共に生態系の頂点にあったとされる戦車です。よく似た仲間にObj 140や430、970などがいましたが、どれもだいたい同じような性能で、群れを作って330HEATでFV215bやMausという餌を分け合って食べていたと言われています。
ところがMausやE5が突然変異したり、5Aやスパコンといった恐竜が大地を闊歩するようになり、めっきり見かけることがなくなってしまいました。
今でも、石の裏をひっくり返すと、カンブリア紀時代の姿のままで小さくなっておびえている62Aの姿を見つけることができるでしょう。
火力
言わずと知れたソ連の100mm砲、単発320dmg、HEAT330mm。
一応精度はソ連MTの中で一番高い。DPMは並。
中遠距離でも使い勝手がよく取り回しの良い主砲ではあるが、近距離で殴り合うだけのマップが多い上に単発型重戦車が遍く存在する時代ではあの頃のほどの輝きはない。
防御力
砲塔は固く、シルエットも小さいことも相まって防御力は高い。
一方で最近は砲塔正面にどこにも弱点がない上に車体まで硬い重戦車や中戦車が無数に居るのであまりアドバンテージはない。アホか。
機動力
微妙に遅いがあまり気にならないレベル。
キビキビ動く。エンジン馬力が弱いので山登りは遅い。
総評
DPM型のバランスのいい中戦車。
明確な弱点がないといえば聞こえはいいが、明確な特長がないのがキツい。
DPM型なのにこいつより単発高いのにDPM遜色ない戦車が最近多すぎてかなり辛い。DPM3300くらいまでbuffしてほしい。